スピーカースタンド製作

バックロードホーンP1000-BH用のスピーカースタンド、角材では高さも足りず見栄えも悪いので、GWの連休を利用してスピーカースタンドを製作した。

まずは道具を新調。
かれこれ30年近く前に購入した丸のこ。
まだ故障知らずで使えることは使えるが、鉄板プレートがとてもやわで、どんなに調整してもちょっとした力の入れ加減でたわんでしまい、板の厚み方向が直角に切れない。
コンパネなどの12~13mm程度の厚さまでならあまり気にするほどではないが、もっと厚みのある板材では手引きのこで切った方が直角に切れたりする。
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今回奮発して造作丸のこを購入。
しっかりした作りのアルミプレートのおかげで、きちんと厚み方向も直角に切れる。
しかも音も静かだ。
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パイン集成材だと加工もし易いが、スピーカースタンドには固めの木材の方がいいようなので、タモ材(22mm厚)を使った。
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道具がいいと仕事も速い。あっという間にカット終了。(笑)
切れ味良すぎて、丸のこの送りが遅くなり、少し焦げ目が着いてしまった。
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このスピーカースタンドは、ビスと鬼目ナットによる組み立て式にした。
ドリルで穴を開けて、鬼目ナットをねじ込む。(写真撮り忘れた)
とりあえず仮組みしてみた。
多少穴の位置がずれたりして、ビスがややキツ目だったがなんとか組めた。
ボール盤が欲しい。。。
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日を改めて塗装。
今回は水性ウレタンニスで仕上げることにした。
電動サンダーで研磨後にポアーステインのマホガニーブラウンで着色。(左側)
その後透明クリヤーを1回、つや消しクリヤーを4回塗った。(右側)
着色した時点では、ちょっと赤みが強かったかと思ったが、つや消しクリヤーを塗ると落ち着いた色に変わっていった。
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実は水性塗料で仕上げるのは今回が初めてだった。
水で薄められ、匂いもなく、乾燥時間も速いので塗りやすかった。
ただし、つや消しクリヤーを塗る前に、透明クリヤーを塗る必要があること、
それと、当初、上塗りは透明クリヤー1回、つや消しクリヤー2回の合計3回で仕上げるつもりだったが、塗るたびに木材が水分を含むためか、表面の毛羽立ち、ざらつきが油性と比べるととても大きかったので、更にあと2回塗り重ねた。
もちろん、1回塗るたびに研磨をしているにもかかわらずだ。
油性だったら、ここまで塗り重ねなくても同じレベルにできたように思う。

 

塗膜が完全に硬化するまで1周間ほど置いていよいよ組み立て。
まずは支柱の板を組み合わせてビスで固定。
続いて底板をビスで固定。
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次に天板を固定する。
最後に重心を下げて安定させるためと、高さ調整用を兼ねた板2枚を底板に追加する。
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2台目も同様に組み立て。
スピーカを載せてみると、色合いも近い感じにできたようだ。
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配線していよいよ完成。(また逆光写真だ…)
結構いい感じに仕上がった。
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早速試聴。
以前からややハイ上がり傾向があったので、スピーカーの中心が耳の高さに来ることで、もっとハイ上がりになるかと思いきやそれほどでもななかった。
音の明瞭度が上がったようで、今まで聞き取れていなかった微細な音が聞こえるようになった。

次はユニットをPC用バスレフ箱のFE103-solと入れ替えて遊んでみようと思う。

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