エレキット TU-880真空管アンプ修理

PCにつないでいるエレキットのTU-880真空管アンプ。
とてもクリアで、それでいて、聴きやすい自然な音色のアンプだ。
かれこれ7、8年使っただろうか。
先日突然、ブーンという結構大きな音を発するようになってしまった。

まずは電源入り切りするも変化なし。まぁ当然。。。
ボリュームを回してもブーン音の大きさに変化はなし。
一応、PCで曲を再生するとブーン音と共に再生はされるが、さすがに聞くに耐えない。

裏蓋を開けて、メイン基板を取り出してみた。
この写真だとわかりにくいが、5つある大きな電解コンデンサのうち、3つが少し膨らんでいるようだ。
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また、酸化金属皮膜抵抗の基板部分が茶色く焦げているのが確認できた。
IMG_3298

ネットを検索してみると、電解コンデンサが膨むというのがTU-880の故障の定番のようで、症状もブーン音が出るようになるということが多いらしく、おそらく同じ故障だと思われる。
電解コンデンサと抵抗の交換で修理できるようだ。
TU-880の音は結構お気に入りで、修理できるなら修理してまだまだ使い続けたいと思うので、早速パーツを注文した。

電解コンデンサ(C1~C4,C13):47μF 450V 85℃×5個
酸化金属皮膜抵抗(R2):300Ω(3W)×1個

酸化金属皮膜抵抗は270Ωがキット標準だが、真空管にきつい動作をさせているらしく、もう少しこの抵抗は大きくてもいいらしいので300Ωにした。
今回はRSコンポーネンツのサイトで注文した。

パーツが届いたら早速交換。
外した電線の結線を再確認して裏蓋を閉めて修理完了。
仮にスピーカをつないで電源を投入しても、例のブーン音は聞こえてこない。
PCに接続し直して音出し。以前同様のクリアなサウンドが蘇った。

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