停電時、Gorillaでワンセグを受信

前車のナビに使っていたGorilla(NV-SB540DT)。
車を買い換えてからずっと使っていなかったが、停電などの非常時にワンセグテレビとして使えるようにした。

先の震災のとき、停電していた数日はラジオが有効かつ貴重な情報源となったが、普段映像情報に慣れてしまっているため音声だけでは状況が飲み込めないことが多々あった。
特に原発関係の情報は対岸の火事というか、「大変みたいだなー(^^)」程度の緊張感しかなく、停電解消後に映像を見て改めて事の重大さを認識するありさまだった。
車には地デジチューナー付きのナビがあるが、テレビを観るためにエンジン回すのももったいないので、埃をかぶっていたGorillaの登場、である。

電源の問題
Gorilla(NV-SB540DT)はリチウムイオンバッテリー内蔵で、車から取り外して持ち歩きもできるモデル。
ただ、非常時にバッテリーが空では意味が無い。常にACアダプタにつないで充電しておく必要があるが、使いもしないのにコンセントにつないでおくわけにはいかない。バッテリーも弱るだろうし。
そこで、乾電池で駆動できないものかと考えた。
電源プラグの差込口部分にはDC5Vとの記述がある。
乾電池は1.5Vの電圧があるので4本で6V。ちょっと高いかも。
エネループなら1.2V×4本で4.8V。あれ低いや。しかもエネループ、充電完了直後だと1.5V超えてるんだよなぁ。。。
こりゃ乾電池直結は無理、DC-DCコンバータのようなものが必要か?と思い、早速グーグル先生に「乾電池」「5V」などのキーワードで検索すると、、、ありました。
バード電子製、USB乾電池電源「EP-5V」。
DC-DCコンバータ内蔵で、USB機器やiPhone、iPod、iPadの充電用の製品らしい。
入力電圧:DC4.5V~16V。単一乾電池用。
出力電圧:DC5V1000mA。USB端子2個口。
他に単三乾電池用の「HC-5VS」もあるが欠品中だった。持ち運びするつもりはないので、単一乾電池用で良い。
Amazonで購入した。白箱入りだった。
もちろん、これで携帯(Forma)の充電も可能だ。

 

電源接続コードの問題
EP-5VはUSB乾電池電源というだけあって、出力はUSB端子。
Gorillaの電源プラグはDCプラグなのでそのままでは使えない。
こちらもグーグル先生で検索すると、変換ケーブルはいくつかあるようだ。
ただ今回は、たまたま壊れたACアダプタがあり、プラグのサイズも同じだったので、不要なUSBケーブルを使って自作することにした。

Gorillaの電源プラグ、直径は4mmで、EIAJ規格の#2に相当だろうか。
壊れたACアダプタのケーブルを切断して外側の被覆を取ると、シールドケーブルになっている。
芯線(白)が+(プラス)側、シールド(網線)が-(マイナス)側。

USB側は、不要なUSBケーブルを適当な長さで切り取って使う。
被覆を取ると、#1:Vbus(赤)、#2:D+(白)、#3:D-(緑)、#4:GND(黒)、およびシールドの線が出てくる。
(写真と順番違ってる。。。)

このうち電源として使用するのは、Vbus(赤)とGND(黒)なので、それ以外の芯線は切り取ってしまう。
(DCプラグ側と比べるとちょっと線径が細いなこりゃ、、、)

DCプラグ側の芯線(白)とUSB側のVbus(赤)
DCプラグ側のシールド(網線)とUSB側のGND(黒)をそれぞれ接続、ハンダ付けして熱収縮チューブをかぶせた。
念のため、テスターで導通確認とショートしてないか確認して出来上がり。
長さは90cm程度になった。

受信感度の問題
自宅は送信所からの距離があるため、Gorilla付属のロッドアンテナでは室内での受信は無理。
外に持ち出しても途切れ途切れにしか受信できない。

そこでホームセンターで、吸盤で取り付け可能なポータブルアンテナ「PNA-951D」を買ってきた。
Gorillaの場合、外部アンテナはブースター内蔵タイプでないとだめらしい。(未確認)
また、コネクタはMCX-Jタイプでないと接続できないので注意。
「PNA-951D」のコード長は5m。
窓に取り付けたところ。

アンテナを接続すると、感度良好で受信可能に。

USB乾電池電源「EP-5V」と自作電源ケーブル、外部アンテナ「PNA-951D」を接続して視聴。
この写真の乾電池はエネループ単三型に単一アダプターを付けたもの。
どれくらいの時間視聴できるかは、そのうち追記する予定。(忘れるかも)

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